第一冷蔵庫
札幌市中央卸売市場に直結する最新鋭冷蔵庫
 第一冷蔵庫は北海道の水産物の大集散基地である札幌市中央卸売市場に隣接し、全国初の最新設備を随所に取り入れ、2002(平成14)年に完成した市場物流の最前線をバックアップする最新鋭冷蔵庫です。
設備概要
【所在地】札幌市中央区北12条西20丁目1-10
【階 数】地上5階 最高高さ32.50m 軒高31.30m
【構 造】鉄骨鉄筋コンクリート造
【面 積】建設面積 3,013.28m2  延床面積 13,113.67m2
【冷蔵庫収容能力】
    冷蔵収容能力20,000トン(F級16,000トン、低温庫4,000トン)
    3階の通称「えび部屋」は特殊冷棟室で、−40℃設定
    4階の通称「まぐろ部屋」は−60℃設定
多様なニーズに対応
 超低温からチルドまで取り扱い、移動ラックによるケース管理を行うとともに、分荷やデリバリーなど多様なニーズに応えます。加工室では紫外線滅菌装置を完備し、グレーズ作業等を行います。
高い作業効率を実現した広い荷捌スペース
 市場側と場外市場側の両面に搬入口を設け、スムーズに搬入・搬出。トラックの荷台に合わせ、床部分が上下する全国初の昇降ホーム。パレット上の荷物を瞬時にラッピングし、荷崩れを防ぎスピーディーな運搬を可能にした全自動包装システム。1階から最上階の5階まで約15秒で結ぶ国内最速の高速リフターシステムなど…。最新の設備を備え、あらゆる商品の入・出庫作業を迅速に行います。
徹底した衛生・品質管理
 搬入口はドックシェルター、高速シートシャッターで外気を遮断し、さらに各階の低温庫(ホーム)を5度に設定し、冷気ロスを最小限に抑え、徹底した衛生管理・品質管理を行っています。
365日24時間利用できる貸冷蔵庫
 42区画の貸冷蔵庫は、セキュリティーカードで365日24時間使用でき、お客様がいつでも安心して利用できます。
最新の温度管理技術と高い保冷力を誇る「エビ部屋」「マグロ部屋」
 3階の通称「エビ部屋」では二重構造の天井に設置された全国初の特殊パネルが、庫内全体を均一にマイナス40度に冷却し、エビ頭部の黒ずみや甲の赤みの薄れを解消し、高品質を維持します。また4階の通称「マグロ部屋」は庫内温度を従来のマイナス55度から5度下げマイナス60度とし、鮮度保持にさらに大きな効果を発揮します。
地震対策・環境対策も万全
 阪神淡路大震災などの教訓を活かし、建物土台部分は耐震性に優れたコンクリート流し込み工法を採用しました。さらに冷凍機を各階ごとに独立・分散させ、万一のトラブルや災害にも、被害を最小限に抑え、お客様からお預かりした商品を大切に保管します。
また冷凍機には一部を除いて、アンモニア冷媒を使用し、地球温暖化の防止に積極的に取り組む「環境にやさしい冷蔵庫」を目指しています。