第48回全日本吹奏楽コンクール感想記


会場入りから本番まで

 

会場に到着すると、さすがにコンクール独特の雰囲気が伝わってきます。また、正面入口付近は上野公園や上野動物園への通り道にもなっているため、いつもの会場よりは圧倒的に人通りが多く感じられます。
どの団体もそうだと思いますが、毎年、打楽器の搬入搬出には、非常に気を遣います。当団の人数は、全団体中 2 番目に少ない人数で、しかも手伝いの人員など一人もいません。限りある人数で必死に行っているのですが、年々打楽器の種類も増え、本当に猫の手も借りたい状況です。
今年は特に、演奏終了後の動きが、非常に気がかりです。通常は、演奏終了・写真撮影・楽器片づけ(着替え)・楽器搬出という流れですが、事前に、連盟から「職場の部終了後すぐに審査結果発表を行う」との通達がありました。我々にとっては丁度楽器片づけの時間にあたります。そこでとりあえず、楽器片づけを一旦中断して、会場内へ入り、結果発表後にまた片づけに戻るという予定でいました。ただし、それでは、非常に動きが多く、楽器の搬出は非常に混乱するのではないかとも思っていました。

一抹の不安を残しながらも、集合時間がきて、チューニング、舞台袖待機と時間は進みます。 チューニング室では、どうもみんな音が上ずっていました。コンサートマスターの中市君も必死に「低めに」と指示を出します。結局、一通りチューニングを終えたところで時間です。

舞台袖では、松下電工さんが演奏中です。演奏が終了し、いよいよ本番です。本番での打楽器のセッティングについては、各パートから数名手伝いをだして、完全に分担を決めたこともあり、比較的スムースにセッティングは済んだように思います。
アナウンスが終わり、指揮者の渡辺明さんがこちらを向きました。いよいよです。

 


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